• カトリックの教え

令和6年度4月モットー『礼儀』

精道で15年間剣道の指導をしてくださった斎藤先生は、3月に学校を去られましたが、剣道だけでなく礼儀やしきたりとその由縁を身を持って教えて下さる素晴らしい先生でした。

もともと県の消防におられたのですが、丁度消防を引退される時期と重なり本校に来て下さることになりました。教職員への挨拶は常にきちんとしてくださり、学期の初めや終わりには、必ず教員室や校長室を訪れて挨拶に来て下さっていました。

やっぱりこれが礼儀ですよねと思わず言ってしまうような行いでした。

さらに礼儀とは人に対してだけではなく、物に対してのものでもあることを身を持って示して下さいました。物に対する礼儀というのは変かもしれませんが、物に対しても尊重し思いやりをもって扱っておられたという意味です。

例えば、先生が来られるときは必ず、体育館を授業の前に掃除をしておられましたが、先生はこれを15年間ずっと1日の例外もなく続けておられました。授業の1~2時間前に体育館に入って1人で体育館の全面を毎回掃除されていました。剣道の指導で使用する場所は体育館ではなく道場で、道場であるので稽古の前に清められていなければならないという信念があったと思います。

もちろん竹刀や道着の手入れや保管の仕方など理由を含め生徒に説明しておられましたし、実践しておられました。物を粗末にしない心も人を尊重する心も礼儀を表す心も根は同じであるのだろうと斎藤先生を見て思いました。