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鉄道模型コンテスト全国大会

8/1~3の3日間、東京都新宿区の住友ビル三角広場にて行われた全国高等学校鉄道模型コンテストに高校総合科学部が出場しました。
今年で3回目の出場となります。

今年は戦後そして被爆80年の節目であるため、テーマを「被爆と平和の祈り」を伝えるとして被爆80年祈念作品『ナガサキの80年』を作りました。

被爆当時の浦上天主堂や山王神社の一本足鳥居とクスノキ、そして現在の平和公園や再生した被爆クスノキなどを再現しました。


また昨年2024年にノーベル平和賞を受賞した被団協の横断幕やメダルもつくりました。

線路には「No more NAGASAKI. No more HIBAKUSHA. 長崎を最後の被爆地に」という平和の願いを記しています。

クスノキは現在は2本がしめ縄で結ばれていますが、過去の被爆して黒く燃えたクスノキと再生して青々と茂ったクスノキを同じくしめ縄で結ぶことで、過去と現在をつなぐイメージにしていきました。

被爆体験者や語り部活動が減っていく中で、ジオラマ作品という形で被爆の惨状と平和への祈りを表現できたと思います。
目的は「被爆と平和の祈り」を伝えること、でしたが、コンテストですから順位もつきます。
正直、鉄道とは関係のない形になったのであまり期待はできませんでしたが、ベストクリエイティブ賞を受賞することができました。
作品紹介動画がありますので、ぜひご覧ください。
また今回は初めてHO車輌部門にも出展しました。
ジオラマ模型と違って車輌そのものをつくる部門で、長崎電気軌道の「みなと」を作りました。
高3の2名が最後の鉄道模型コンテスト参加としてつくりあげた作品です。
残念ながら奨励賞にとどまりましたが、長崎の人であれば思い入れのある車輌だと思います。
