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外海探究 ~ド・ロ神父と潜伏キリシタン~

田植えを体験した中1はその後、出津教会堂やド・ロ神父記念館などを訪問しました。
現在は世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一部となっている出津地区。
出津教会堂の見学も事前の予約が必要です。
写真は残念ながら撮影禁止のため撮れていませんが、建設当時から地域の方々が大事に保全してきた姿を感じながら、全員でお祈りを捧げました。

その後はド・ロ神父記念館を訪問し、施設の方にお話を聞きました。
当時は鰯網工場、その後は託児施設と姿を変え、現在はド・ロ神父に関する様々な物が展示されています。
事前学習として硲神父からド・ロ神父について聞いていたため、実際の展示物などを見ながら改めてド・ロ神父のされたことの偉大さを感じました。


中1は「働くとは?」「仕事とは?」をテーマに探究学習をしています。
田植えという第一次産業であり、我々の食を支える「農業」を体験すると共に、ド・ロ神父が見返りを求めず地域の人々のために私財を投げうって、土木や建築、農業、医学など多くの産業を生み出して、仕事を与えたことを知ることは、仕事について学ぶ大変良い機会となりました。
特に女性が仕事を得て、会社を設立して、パスタなどを輸出していたことは女性の社会進出という意味で、大変大きな功績です。


その後、外海歴史民俗資料館を訪問し、ド・ロ神父が伝え日本で作られた農具や潜伏キリシタンに関する展示や案内、そしてもう一つの世界遺産「明治日本の産業革命遺産」にも石炭供給という形でつながりのある池島炭鉱についても学ぶことができました。
(同じく撮影禁止のため、写真はありません)


田植えから始まり、ド・ロ神父と仕事、潜伏キリシタンなど、多くの学びができた1日となりました。