• 今日はどないなん?精道三川台中高校長
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豪研修5日目②

あげたつもりが上がってませんでした。すみません。

精道学園の学校に共通する特徴の1つに「個人指導」というのがあります。これは担任とは別に、小1から小6、中1から中3、高1から高3と、基本的にはそれぞれのカテゴリーの中で同じ人(先生)がその生徒の担当となり、様々な会話を通して全人格的成長をサポートするものです。本校にも、系列の女子校である長崎精道小中学校にもあります。

そして、これは世界中の同じバックボーンをもつ姉妹校に共通する制度です。このRedfield校にもあります。こちらでは数年前までは「Tutoring System」と読んでいましたが、Tutorというのが少し違うということで、今は「Mentoring System」と読んでいるそうです。確かに、やっている内容を鑑みると、Tutorと言うよりMentorの方がしっくりする気がします。こちらではその敷地を活用し、Mentoringは中庭などで行なっています。

通常の授業中にその生徒を抜いて、さまざまな会話をします。一般的な世間話から悩み相談まで、多岐にわたります。しかし、その会話を通じて、その生徒の現況を理解する助けとし、成長をサポートしていきます。時にはその内容を担任・学年団で共有して対応を考えることもありますが、その一方で、内容によってはその個人指導の心のうちに留め、その生徒との関係性の中でおさめることもあります。

「授業が大事」なのは言うまでもないことですが、一方で、この『個人指導』も児童生徒の成長をサポートする大事な側面であるとして、世界に300セット以上あると言われる(私も全部を把握してません)姉妹校グループ全てに共通するシステムだと言われています。現在、並行してRedfield校に来ているウルグアイの学校にもあるシステムです。

さて、そんなこんなで昼ごはんとなりました。Redfield校には食堂がないのでみんな「お弁当」を持ってきています。こちらのお弁当のパターンは大きく分けて2種類あると私は分類してます。

1つ目は、「サンドウィッチ」パターン。もう解説はありませんね。文字通りのサンドウィッチですが、オーストラリア特有のものとして、Vegemiteというのがあります。

これはイースト菌、ビール酵母、塩などで作られた発酵食品です。そう、発酵食品ですので、特徴的な香りというか、匂いというか、臭いがあります💦

発酵食品の特徴として、そのニオイがクセになり、好きになる人が多くいる一方、苦手なままの人も多くいます。食べ方はそのままトーストにするか、前述のサンドウィッチにするかなのですが、この画像のように塗ると、臭くて食べられないと言う人も多いでしょう。コツとしては、バターを先に塗り、その上にベジマイトを薄く塗るという感じですかね。そうすると、バターとあいまってまろやかになり、美味しさがニオイを乗り越えて前面にやってきます。みなさんも一度試してみてください。

話を戻して、2つ目のパターンは前夜の残りをお弁当に持ってくる「Leftover」パターン。もう、次の日のお弁当を想定して、多めに夕食を作ります。それをタッパーや保温容器に詰めて持っていきます。あまりにも一般的なので、レストランなどに食べに行っても余ったものを持ち帰るのは当たり前といった感じです。

ちなみに、英語では持ち帰り容器のことを「take-away container」や「to-go box」などと言います。少し古めの表現としては「doggy bag/box」というのがあります。これは、「ああ、うちの犬のために持ち帰りたいので、箱をもらえますか?ええ、うちの犬が大好きなんですよ」という体で持ち帰るというものです。もちろん、自分たちで食べるんですけどね。

昔はそんな感じの羞恥心的なものもあったようですが、今は持ち帰るのが当たり前のようです。

今日はサンドウィッチパーンが多い日のようですね。ちなみに、私のお弁当がこちら。

こっちに来ると、脂肪・糖質の摂取量があまりにも増加するので、ランチはサラダ中心にしてます。でも、ジャバジャバドレッシングかけてしまうんですけどね。日本ではあまり見かけないような味のドレッシングとかソースとかがたくさんあるので、ついつい買い込んでしまいます。

シーザーやサウザンアイランドは日本でも定番ですが、RanchやAioliなどはあまりみないですよね。えっ?脂肪・糖質への配慮はどこにいったのかって?どうも日本に置いてきてしまったようですね💦

さてさて、ランチタイムが終わると、生徒たちが教室に戻っていくのと入れ替わりで鳥たちがやってきます。子どもたちが食べこぼした「おこぼれ」めがけてくるんですね。

今日は珍しくレインボーロリキートが1羽でやってきました。大抵つがいで一緒にいるんですが、この子はまだ独身なんでしょうかね?独身のレインボーロリキートは初めて見ました。まだまだ様々な鳥たちがいる、野趣溢れる環境のRedfield校です。画像の白い鳥はコッカトゥーという、オーストラリアの国鳥です。白い身体に黄色のトサカが映えますが、鳴き声は独特です。文字通り「ギャーギャー」という鳴き声。

鳴き声と言えば、こちらのカラスの鳴き声も独特です。決して「カーカー」のは聞こえません。文字にすると「アーアー」なのですが、ニュアンスが全然違います。では、みなさん、想像して、試してみてください。

①若い頃の志村けんさんをイメージ

②「あんだって?」や「アイーン」というときの顔で、あの声をイメージして

③「アーアー」

と言ってみてください。そう!そのような感じでこちらのカラスは鳴きます。

なんの話でしたっけ?確か個人指導の話をしていたはずでしたが‥‥

まぁ、そんな学校生活です。

明日はタロンガ動物園に赴きます!