- カトリックの教え
令和3年度 4月『礼儀』
礼儀は対人関係での気配りや敬意、慎みの気持ちにもとづく行動の規範、と説明することができますが、それが表面的なものではなく、心のこもったものであればあるほど人間関係はより良好になっていくことでしょう。心というものは目に見えないものですが、その大切さは言うまでもないことです。
ところで、本校では小学生から教職員まで、登下校時や機会がある毎にお御堂(ミサを行う場所)におられる神様に挨拶をしに行きます。普通はお辞儀をしたり十字を切ったりして足早に挨拶をするのですが、時にはゆっくりと立ち止まって、あるいは跪いて沈黙のうちにお祈りしている児童生徒や教職員の姿を見かけることもあります。それは見えない神様への敬意であり、信頼の現れだと思います。目に見えない神様とこの私が心の中で触れ合っている瞬間と言うこともできるでしょう。
神様との敬意と親しさに満ちた関係性は、必然的に人間関係にも現れていくと思います。この4月、新たな気持ちで神様との親しさに成長することができればと思います。