- カトリックの教え
令和6年度7月モットー『友情』
今月号のたけうまには中総体、高総体の記事が載っています。
私も応援に行きましたが、高総体会場には高校生、保護者の方だけでなく小中学生が応援に駆けつけ、中総体会場にも小学生、高校生が応援に来てくれていました。
体育祭もそうでしたが、校種や学年を越えた応援は精道らしくていいなと思います。
先輩後輩という関係を超えた仲間の絆を感じた大会だったのではないでしょうか。仲間の存在に感謝する言葉は高校卒業時にも聞きます。大学入試を終えた高校3年生が「つらい時期を乗り越えられたのは切磋琢磨してきた友達のおかげです」と語るのを何度も耳にしました。
ハーバード大学が84年にわたり2000人以上を追跡調査して「健康で幸せな人生を送るために必要な要素は何か」ということを研究しています。
研究の結果わかったことは、「健康で幸せな人生を送るためには『よい人間関係』が必要だ」ということでした。
友人関係は常に楽しいことばかりとは限りません。意見の衝突、誤解によるいざこざ、ちょっとしたことで腹を立てたり、疎ましく感じたりすることもあります。それでも良好な関係を維持し、ともに過ごすためには努力が必要です。互いに相手を思いやる気持ち、それを行動に移す努力がないと関係を維持するのは難しいでしょう。
「友情に関して固い決心を一つ。たとえそれが誰であっても、隣人に対する今日までの私の思いや言葉や行いを変えよう。すなわち、必ず愛徳を実行し、決して無関心にならぬようにしよう。」(聖ホセマリア・エスクリバー「拓」748)