• 今日はどないなん?精道三川台中高校長
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豪研修10日目

本日はBlue Mountainsに赴きます。

ここは世界自然遺産にも登録されています。オーストラリアはご存知の通り、ユーカリの木が有名ですが、至る所にユーカリの木はあります。それこそ、日本で言う杉の木以上あります。街中の道路の両サイドがユーカリの木だったりしますので。ブルーマウンテンズは、アメリカのグランドキャニオンにユーカリの木が生い茂っている、そんな感じをイメージしてもらえれば良いかと思います。なぜBlue Mountains青の山々というかと言いますと、そのユーカリの木は光合成の過程で油分を空気中に放出します。それが渓谷の中に溜まり、光の屈折で全体的に青く見えることからそう名付けられています。実際には、条件が揃わないと青く見えないので、青く見られたらラッキーです。今日はどうでしょう?昨晩はかなり雨が降りましたが、今日は晴れたので、少し期待しています。

ブルーマウンテンズのアイコンとして、スリーシスターズという奇岩があります。

これはアボリジニーの伝説に基づいています。たくさんバリエーションがあるのですが、ここではその中で1番切ないバージョンを紹介したいと思います。


昔々、この地方には魔王が住んでいました。そしてある時、魔王は、美しい3人の姉妹を連れてくるように言いました。それを可愛そうに思った父親がその場を逃れるために、魔術師に頼んで3人を岩に換えて、しばらくほとばりがさめるまで、そっとしておこうと思い、3姉妹を岩に換えました。ところがそれを魔王が知ったのです。怒った魔王は魔術師を殺してしまいました。さらに、その魔法使いの杖はブルーマウンテンズの渓谷に落ちて紛失しました。それで3人の娘は、岩の姿から戻ることが出来なくなり、父親は今でも鳥に姿を変えてその杖を探してまわっています。

切ないですねー。

他には、

部族間婚姻が禁じられている中、三姉妹は他部族の男性と恋に落ち、3部族の間で戦争になりました。その戦争を終結させるために部族長が三姉妹を岩に変えたのですが、その部族長が殺されてしまい、三姉妹は戻れなくなったとのことです。

などの言い伝えがあります。

さぁ、到着しましたが、暑い雲に覆われています。おそらく霧も出ていることでしょう。しょうがない!

スリーシスターズまで歩いて帰ってきたら、少し晴れてました!

そして、シーニックワールドへ。ここはブルーマウンテンズの渓谷まで降ろしてくれる乗り物や、下での散策、そして、滝やスリーシスターズの景観が楽しめる施設です。早速昔の炭鉱時代の炭鉱運搬を模した乗り物で下に向かいます。

あとは時間まで自由行動。世界遺産を堪能します!