- カトリックの教え
5月のモットー『敬愛』
「自分がしてほしいことを他人に行え」、これは聖書に出てくるキリストの言葉であります。これはこの命題の裏返しとなる、「自分がしてほしくないことを他人にしてはならない」と共に、倫理の黄金律と呼ばれています。
黄金律というのは、人種や時代を問わずすべての人がそう考えること、またすべての道徳的規範はここに土台を置いているからです。ChatGPTで敬愛について尋ねると、「敬愛とは、深い敬意と愛情を持って尊敬すること。」と回答が返ってきました。
これはまさに黄金律です。私たちは皆、自分に対して深い敬意と愛情をもって接してもらいたいと思っているはずだからです。ところで、以前私が読んだ、仕事が成功する指南書的な本の中にも、「自分がしてほしいことを他人にも行え」とか、「他人を尊重し、思いやりをもって接すること」みたいなことが書かれてありました。そうすることで、今度は周りの人から自分がした、人を尊重することなどを返してもらえ、それが結果的に成功に繋がっていくというようなことでした。
成功する人が少ないということは、これを実行している人つまり、自分がしてほしいことを他人にしている人が少ないからだ、とも書いてありました。つまりこの黄金律に従っている人が少ないといえます。
5月のモットーは敬愛です。また新しい仲間との友情をますます深めていく時でもあります。家庭や学校では敬愛を表す場面はたくさん出てきます。これらを利用して、成功する素地を身につけていきましょう。将来だけでなく、今の学校生活がすばらしいものになると思います。