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高1家庭基礎「長崎県消費生活センター出前講座」

高1家庭基礎の授業内にて、長崎県消費生活センターより講師の先生をお招きして出前講座を開催しました。


「消費者」や「契約」に関する基本的な理解から始まり、SDGsの視点で「壊れ始めた地球」や「スーパー台風」などの具体的な環境問題、さらにはパリ協定についてのお話など、非常に内容の濃いご講義を賜りました。
私たちがこの地球で生き残るための最重要戦略としてのSDGs、エシカル消費、マイクロプラスチックによる環境汚染、そして「地球温暖化」から「地球沸騰化」へと移りゆく現状など、現代社会が抱える課題についても広く深く学ばせていただきました。
驚きとともに強い危機感を抱く内容ばかりであり、全てを「自分ごと」として捉えるきっかけとなりました。
























ラナプラザの悲劇とは↓
2013年4月24日、バングラデシュのダッカ近郊にあったラナプラザという縫製工場が多数入ったビルが崩壊し、少なくとも1,132人以上が死亡、2,500人以上が負傷、数百人が行方不明となった。縫製工場はファストファッションなどグローバル企業の下請けを、低賃金かつ過酷な労働環境で担っていた。
ビルが崩れ落ちるのにかかった時間はものの90秒。中に取り残されて亡くなった多くの犠牲者は、従業員の中でも多数を占めていた若い女性であった。
この事故はファッション史上最悪の労働災害とされ、ファストファッション産業の裏に潜む過酷な労働環境が世界中に知られるきっかけとなった。
3683円のTシャツの労働賃金は、なんと23円という例も教えていただきました。
最後に生徒代表お礼の言葉として

「私たちは生まれながらにして消費者であり、企業の未来を変え、結果社会を変えているということをを知り、生まれながらにして責任重大だと考えました。」
「自由と責任をモットーとしている精道三川台生として、私たちはエシカルな消費を心掛け、日本人のもったいない精神を大切にしながら、私たちの地球を守っていきます。」
と、力強い言葉を言ってくれました。
長崎県消費生活センターの先生による講座を受講させていただき、人類が直面する危機についての理解を深めるとともに、自らの将来について改めて深く考える貴重な機会となりました。
このような学びの場をご提供いただき、誠にありがとうございました。