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家庭基礎「調理実習×防災食」(高1)

明日は3月11日。東日本大震災から12年目の日となります。
高1家庭基礎の授業内にて「調理実習×防災食」をしました。
(副校長のブログで既に上がっていますが、こちらは家庭科教員からの記事です。)


まずは尾西食品とCoCo壱番屋のコラボ商品。
尾西食品は、宇宙食の開発もされている会社です。

今回はお湯を使いアルファ米を温めましたが、お水でもOK♪

実食すると「ココイチのカレーだ!香りも味も!!」と聞こえてきました。
「災害時にこれを食べられるなんて!!」と感動している生徒もいました。



次は井村屋のわらびもち。

ぎゅーっと押し出して食べられる商品のため、手が洗えない状況もある災害時には有難い商品。

ゆず味は「さわやかな味で美味しい!!」と人気でした。


続いて、尾西食品のライスクッキー。


生徒は「うまい!!」とのことでした(笑)

実は高1学年部の教員にも食べてもらいました。
普段から購入しており
「美味しいので、子どもがすぐ食べてしまって非常食にならないんですよ~」
とのことでした。
それぐらい美味しい♪ということで、有難い商品です。


最後に井村屋のえいようかん。

備蓄保存用に最適な賞味期間5年のようかんです。
これが一番人気でした。

箱に書いてある情報や内容についての学習もしました。

・手軽にカロリー補給可能。
・災害時の食欲のないときに甘いものを摂取できる。
・甘いため、心がホッとできる商品。
・1本食べるだけで手軽に171kcal(ご飯小盛一杯分)のエネルギー補給が可能。
・災害用伝言ダイヤル「171」と同じカロリー数。
・適度に柔らかく、すっきりした甘さで水がなくてもそのまま食べる事が可能。
・フィルムをひっぱるだけで簡単・手軽に開けやすく、ワンハンドで食べやすい商品。
・化粧箱の開け口のつまみは、暗所でも手触りでわかりやすいように設計。
・備蓄の「備」が暗い場所でも光って見つけやすい。
・化粧箱表面の点字で中身が羊羹であることがわかる。

開発秘話にあった「包装材料」の「特注フィルム」の話もしました。
https://www.imuraya.co.jp/media_images/2016/03/eiyoukanstory.pdf


長崎は「災害大国日本」の中でも災害が少ない県と言われています。

本日の授業は家庭科の
「住居分野→災害→災害食」
そして味、カロリー、食品表示の学習もし
「食生活分野」
を含めての授業となりました。


東日本大震災当時のニュースを見た記憶が残っている高校1年生もいました。

災害は決して他人事ではない。
家族を亡くしたり、家を失くしたりと被害に遭われた方に想いを馳せ、決して忘れないことが遠い長崎に住む私たちにとって出来ること&大切なことである。

本校は高校卒業後に進学のため県外に出る生徒が多く、自分事として考えまずは1歩行動することで自分や大切な人の命を守ることにも繋がるという話もしました。

今回の試食品・作った防災食は、実は食物アレルギーがある方にもハードルの低い、手に取りやすい商品でもあります。
1人でも多くの方が食べることが出来るものを知る+実食した実習となりました。

是非、これからの人生に役立ててください。
来週はいよいよ、あなたたち人生最後の家庭科の授業です。