• カトリックの教え

令和3年度9月『責任感』

聖書にイエス様が語られたタレント(通貨)の例え話があります。主人が3人にそれぞれ5タレント、2タレント、1タレントを与え「私が帰ってくるまで、与えたタレントを上手く使いなさい」と言って旅に出ます。旅から戻った主人がその精算をし、それぞれ2倍に増やして返した僕は「忠実な良い僕」と言われ、主人から誉められます。しかし、1タレントを預かった僕が、そのタレントを活用せずにそのまま返すと、注意を受けるというものです。(マテオの福音  25章14節〜)

受けた仕事をどう果たすことが大切なのかを伝えています。

3年生の数人が、毎日昼食前の10分間、集中して階段掃除をしています。掃除が終わって集合し、それぞれ集めたゴミを持ち寄り確認します。掃除の目的は、毎日生活する場所を清潔にし過ごしやすくすることです。「あの椅子の下にはゴミが溜まっています。」「足拭きの絨毯に細かい砂ほこりがたくさん付いています。」など、どこにほこりやゴミがありそうかを考え、見つけ、きれいにしています。毎日の宿題を果たすこと、家庭や学校で決められた役目を責任を持ってしっかり果たすこと、一つひとつは小さなことですが、それを毎日コツコツ果たして行くことで大切な徳を身に付けることにつながります。